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『週刊Ooch Vol.51』【コラム:大工見習いの1ヶ月】 by ユーシ

この週間Oochでも何度もレポートしている小屋プロジェクト。

実は本屋アルゼンチンの建物でした〜!と意気揚々に宣言してもうすぐ1ヶ月。

小屋、いまだ完成しておりません!


サボっていたとかではなく、むしろ本業の合間を縫ってフルスロットルでやってますが手強いです。

一つの建物を作るってこんなに難しいのかと痛感する日々。完成が見えない・・・。

作業は、

・外(水切り、玄関枠、扉、玄関のコンクリ)

・中(防湿素材2種類の貼り付け、電線の設置、壁板・天井板貼り付け、天井のクロス貼り)

などなど多岐にわたります。

ほぼ大工のような1ヶ月を送って色々あったこと、感じたことを書きます。


毎日8時〜17時、休憩等を差し引いても7時間ずっと身体を酷使し続けます。

筋肉痛もさして癒えぬまま翌朝また8時。

こういう生活が毎日続くと身体がずっとゴツゴツした感覚になり、

何時間もトンカチを振ると手全体が腫れてグローブみたいになっていき、

ああ、こうして大工BODYになっていくのかとよくわからない肉体改造の過程が楽しめます。


やってて思うのは、真っ直ぐ線を引く、切る、釘やビスを水平に打ちつけることってなんでこんな難しいのかということ。

自然界に直線はないと言いいますが、直線や水平って当たり前じゃないんです!

おいちゃんの手つきを見ていると割と動作が緩やかに見えますが、

それが一番正確で、正確が一番早いからだと失敗の度に身をもって知りました。

慎重に丁寧にゆっくり釘を撃ち続けていても、「もう大丈夫だろう」と雑に打った瞬間釘はひしゃげます。


そして、「頑張る」と「力む」は違う。

「頑張ら」ないと当然力が加わりませんが、「力む」とズレます。

その「頑張る」と「力む」の境界線を、身体知として体得していく過程だったように思います。

思えば、普段のあらゆることに照らし合わせても同じ法則が適用されることに気づきます。

上手くいかない、流れていかないことを振り返ると、結構「力んで」しまっている自分がいました。


疲れた身体にムチ打って、日々失敗を繰り返し、社会人になって今が一番怒られているという、

非合理で時として理不尽な、その膨大な時間をかけて「人生のセンス」を養っているような気がする今日この頃です。

やはり手は使うもの。

そう今は結論づけて、いつ終わるともしれない現場に、また戻って行くのでした~。





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